病児保育室Jenny

病児保育とは

病児保育とは、単に子どもが病気のときに、保護者に代わって子どもの世話をすることを意味しているわけではありません。本来子どもは、健康なときはもとより、病気のときであっても、あるいは病気のときにはより一層、身体的にも精神的にも、そして社会経済的、教育・倫理・宗教的にも、子どもとって最も重要な発達の二一ズを満たされるべくケアされなければならないのです。つまり、健康であっても病気のときであっても、子どものトータルケアが保障されることが、子どもの権利条約においても指摘されているところです。

このように、病児保育というのは、病気にかかっている子どもにこれらすべての二ーズを満たしてあげるために、専門家集団〔保育土、看護婦(士)・栄養士・医師等〕によって保育と看護を行い、子どもの健康と幸福を守るためにあらゆる世話をすることをいいます。

子どもが病気のときぐらい...

子どもが病気のときぐらい、親が周囲に気兼ねなく面倒を見るのは当然のことです。しかしながら、実際には親だけで病気の子どものケアが十分にできるかというというと、そう言う訳にはいきません。親によっては、外来を受診した際に受けた家庭での療養指導(家庭看護)を、家庭で実施することが困難な場合も少なくありません。不必要な安静をしいたり、適切なケアが出来ないのではないかという不安を抱きながら、母子共に苦痛を感じていることも多いのです。あるいは、子どもの病気のために、仕事を休まざるを得ない苛立ちを子どもにぶつけたり、洗濯物や家事などをこなすのに精一杯で、病気の子どもの相手をするゆとりがなく、甘えてきても「静かに寝ていなさい!」と子どもに当たり散らしてしまうことも少なくないのです。

一方、病児保育では、本来子どもが活動的に過ごす日中の大部分の時間帯に、その子どもの疾病や病状に応じて快適な生活を提供するために、専門的な看護と、保育の知識や技術を持ったエキスパートによって「保育看護」をしています。場合によっては、病児保育に保護者も一緒に参加することで、我が子のことを客観的に評価でき、家庭看護の具体的な方法を実習することもできます。

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